3 エディターカスタマイズ

 ホームページで文頭の字下げ、段落の出だしの字下げ、行頭の字下げを行っていない記事が目につきます。みっともない。文章を正しく書けないのは、上司が部下教育やチェックをしないのが原因と思っていましたが、それだけではなさそうです。

WordPressエディターの問題点

(1) ENTER で改段落、SHIFT+ENTER で改行になる。

 通常のワープロと異なり使いにくい。
 ENTER で改行、SHIFT+ENTER で改段落にしたい。

(2) 字下げの全角スペースが削除され、字下げができない。

 次の場合に削除されます。
   ・ビジュアル → テキスト 切り替え時
   ・ビジュアル → 保存時
 字下げ用の全角スペースを保持したい。

(3) テキスト画面にビジュアル画面のHTMLコードが表示されない。

 一般のホームページ作成ソフト同様、ビジュアル画面での編集と、テキスト画面でのHTMLコード編集を行いたい。

(4) 連続した改行が改段落になる。

 次の場合に連続した改行が削除され改段落になります。
   ・ビジュアル → 保存時
   ・テキスト → 保存 → 表示時
 改行はbrタグのままにしたい。

(5) divタグのネストで文法上誤ったpタグが入る。

 テキスト画面でdivタグを使ってコーディングし、表示を確認しようとビジュアル画面にしたときに文法上誤ったpタグが入ります。

(6) 表の前後に入力できない場合がある。

 テキスト画面でtableタグを使ってコーディングし、表示を確認しようとビジュアル画面にしたとき、表の前後に入力できない場合があります。

(7) WORDからのコピペで改行が改段落になる。

 文の場合には改行でも改段落でも統一されていれば問題はありませんが、表のセル内での改段落は見栄えが悪い。テキスト画面で修正する必要があります。

(8) WORDからのコピペで字下げしたり、しなかったりする。

 エディターの問題というより、WORDの設定やWORDでの文章の作り方にそもそもの原因がありますが、修正する手間がかかります。

(9) shortcode の文字の前や後に文字があると、pタグでラップされる。

 shortcode の前後に文字がなければ、pタグでラップされることはありません。文字がある場合には文字といっしょにpタグでラップされ、閲覧画面に表示されます。pタグのなかにdivタグが入ったり、pタグのネストが生じることになります。ブラウザで適当に表示する場合もありますが、文法上誤りのはずです。

目次

 エディターカスタマイズの目次
3. 1 ENTER と SHIFT+ENTER の機能を入れ替え
3. 2 字下げ用全角スペース保持(1)
3. 3 連続brタグを保護(1)
3. 4 テキスト画面にHTML表示(1)
3. 5 連続brタグを保護(2)
3. 6 divタグネストで文法上誤ったpタグが入る問題
3. 7 字下げ用全角スペースを保持(2)文頭
3. 8 表の前後に入力できるようにする
3. 9 shortcodeのpタグラップを解除して保存
3.10 WORDからのコピペを整形して保存
3.11 テキスト画面にHTML表示(2)
3.12 JavaScript editor.js のカスタマイズ

更新日:2015/11/22
掲載日:2015/11/15